2020.11-12

天気の良い冬だな。うちは真南を向いているので日当たりがとっても良くて、冬はカーテンを開けておくと家中が日差しで暖かく、暖房がいらないくらい。

11月、12月に読んだ本(計4冊)

山と獣と肉と皮/繁延あづさ
「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル/Marie
バレットジャーナル 人生を変えるノート術/ライダー・キャロル
ニッポンの肉食/田中康弘

山と獣と肉と皮 東日本大震災後に家族で長崎に移住したカメラマンが、その土地の猟師に付き従って狩猟(と、もちろん解体も)の現場を何度も体験しては、自分の生と死の感覚、母としての感覚、食べることへの意識、穢れへの意識を何度も繰り返し丁寧に確かめていく記述が読める。2021年は狩猟のことを知りたいな。 / バレットジャーナル関連の2冊 2021年から学校に通うこともあり、TODO管理の方法を確立したいなと思っていたところで、バレットジャーナルというシステムの存在を知ったので、シンプルな入門書(前者)と、考案者による徹底ガイド(後者)の2冊を読んだ。バレットジャーナル、インターネットではものすごい熱意と才能をもってして装飾したページがたくさん出てきて気圧されるけれど、ほんとうはひたすらシンプルにTODOを積み重ね、それを見失わないように統合する仕組みのことです。とにかく始めてみるなら入門書で十分説明してくれている。徹底ガイドの方は、わりと自己啓発本に近いというか、いろいろなうまくいかなさを、バレットジャーナルを使用して書き出すことで整理しようね、という感じで、ケースごとの考え方とノートの活用法がわかる。ページ数も多いので、入門編で1ヶ月くらい運用してコツが掴めたらガイドでさらに使い道を増やす、という感じだろうか…。わたしは12月から始めたのですが、けっこう良い感じなので、これは別に書く予定です。 / ニッポンの肉食 山と〜を読んだあと、日本での肉食の文化の歴史を知りたいなと思って読んだ。これもまたカメラマンの人による本で、歴史とか生活史というよりは、いま日本で食べられている肉がどんなふうに生産され、または狩猟によって得られていて、それがどんな味か というような記述が多い。肉食の生活への浸透や穢れのようなことについてより深く知りたいので、それは別の本を読む予定

11月、12月に読んだ漫画(計11タイトル)

きみはペット/小川彌生
太陽と月の鋼/松浦だるま
わかめとなみとむげんのものがたり/リトル・サンダー
銀盤騎士/小川彌生
愛してるぜベイベ/槙ようこ
おいしい関係/槇村さとる
花のズボラ飯/久住昌之、水沢悦子
極道めし/土山しげる
七つ屋志のぶの宝石匣/二ノ宮知子
輝夜姫/清水玲子
私たちはどうかしている/安藤なつみ

きみはペット 10月にキス&ネバークライを読んでモモが懐かしくなったので モモ… / 太陽と月の鋼 累の作者の新作で、金属を曲げてしまう特異体質のために刀を持てない武士とそこへ急に嫁いできた謎の美人(たぶん怪異)、というのが出揃ったところで1巻が終わってしまった〜続きが楽しみ / わかめとなみと〜 これはすごい漫画だぜ…何も言わずに読んで欲しい、そしてできれば紙で 電子で読んで、この漫画を紙で体験しなかったことを後悔した / 銀盤騎士 きみはペットの作者さんの、一番新しいスケート漫画 幼なじみの女の子と、彼女におまじないをかけてもらわないと好成績を残せないスケート選手の話 君はペットとキス&ネバークライのキャラクターももちろん出てくる。小川先生の漫画は、好きな人を支えたい気持ちと好きな人に負担を負わせたくない気持ちのぶつかり稽古みたいな話がずっと続くんだけど読んじゃうね〜〜 / 愛してるぜベイベ 急に懐かしくなって読んだ 槙ようこ先生のキャラクターのナナメ上にまっすぐな目、懐かしい / おいしい関係 おいしそうだった / 花のズボラ飯 おいしそうだったけどキャラクターがあんまり愛せなかった / 極道めし お腹が空くし描かれていたそのものを食べたくなるタイプの漫画だった / 七つ屋志のぶの宝石匣 のだめの作者さんの連載中の作品、のだめとキャラクターは似てるのに時代の違いを感じるね / 輝夜姫 名作…何もいうことないです、どのコマも美しすぎてふとした瞬間に気が遠くなる / 私たちはどうかしている ドラマ化しましたよね、見てないんですが、そういえばと思って読みました もどかし〜〜〜〜〜

11月と12月、全然本も漫画も読まず映画も観ず、じゃあ何をしてたかっていうと初めての推しアイドルグループの動画を猛然と観ていたんですよね。怖い。

2020.10

(2020年11月のnoteから転記)

今年は「ずっとこの気候であったらいいのにな」と思うタイプの気持ちいい気候の日が多くていいですね。秋ありがとう。秋の空気だいすき。冷たくて透き通ってて落ち葉の匂いがしてたまにどこからか焼き芋の炭っぽいけむい匂いがすると100点満点の気持ちになれるね。

10月に読んだ本(計2冊)

/小山田浩子
わたしが肉食をやめた理由/ジョン・ティルストン

 どこかのサイトで小山田さんの対談を読んで、言葉の選び方が好きなタイプだなあと思い、本を読んだことがなかったので受賞作から。めちゃくちゃよかった、わたしが物語を読む理由と言うか、情景や心理を描写する筆の独特な緻密さ、自分の立ち位置の座標がまさに穴に落ちるように変わってしまうそらおそろしさ、そういう魅力が詰まった本だった 他の作品も読む / わたしが肉食をやめた理由 菜食やってこnoteでも書いたのですが、先月見た映画がわりと前のめりに菜食を礼賛するのが怖くて、冷静なものを読んでいきたいな…と思って最初に手に取ったのがこれ。原題はたしか「ディナーパーティーでなぜ自分がヴィーガンになったのかを説明するための本」的なニュアンスだった。妻がまずヴィーガンになって、作者もなし崩し的にヴィーガンになったものの、人から「妻がヴィーガンだと大変だよな(ウィンク)」みたいな対応をされるのが嫌で、自分で納得してヴィーガンになるべく客観的事実を集めていく…という筋立てになっている。そういうのが読みたかった。これはアメリカでの事例なのでもちろん日本のことはちゃんと勉強しなければわからないけれど、スーパーで買うお肉が「アメリカ産」なことは多々あって、なので他人事ではないんだよな。

10月に読んだ漫画(計9タイトル)

葬送のフリーレン/山田鐘人、アベツカサ
30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい/豊田悠
あなたがしてくれなくても/ハルノ晴
セクシー田中さん/芦原妃名子
モブ子の恋/田村茜
ホームルーム/千代
極主夫道/おおのこうすけ
メダリスト/つるまいかだ
キス&ネバークライ/小川彌生

葬送のフリーレン すごくいい!世界を救った勇者のパーティーの中で、エルフだけが勇者や賢者たちのような人間とは違って長く生き、かつての仲間を看とり、その遺志を大切に繋ぎ、新しい人と出会っていくという話なんだけど、そうだよね、勇者って人間だから死ぬし、忘れられるんだね、本当だね…となって妙に感動してしまった 続きが楽しみ / 30歳まで〜 広告で見て続きが気になってしまって…30歳を超えたら触れた人の気持ちがわかるようになってしまった主人公と、主人公に片思いしている同僚のラブコメ。人と向き合うのが苦手な主人公がちゃんと勇気を出せるようになったの、実は魔法より何より自分に向き合ってくれる人の存在のおかげなんだよね〜といういい話でいいです(語彙) / あなたがしてくれなくても これもよく広告で見るので これは30歳まで〜と逆で全然うまく向き合えない人たちの話で読んでて辛すぎる / セクシー田中さん おれもこんなセクシーな田中さんになりたいよ… / モブ子の恋 読んだらエモが爆発してしまうんじゃないかと思ってなんとなく手をつけられなかったモブ子の恋読んだら案の定大爆発しました 胸が締め付けられすぎて4つになりそう(?) / ホームルーム モブ子とまた別方向の純愛の話なんですがモブ子の恋で洗われたピュアハートには刺激が強すぎました / 極主夫道 めちゃくちゃ絵がうまい / メダリスト 以前1話だけ出版社のサイトで読んだのがコミックスになっていたので。スケートが心から好きな小学生と、夢半ばで引退した元スケートダンス選手のバディものなのかな、テンションが熱血なので読んでると一緒に息切れしてくる、続き読みたい / キス&ネバークライ メダリスト読んだら他の氷上競技の話も読みたい気持ちになったので、「きみはペット」の作者さんのアイスダンス×サスペンスな作品を読んだ 「きみはペット」のモモが立派な大人になって出てくるよ…

2020.09

(2020年10月のnoteから転記)

急に秋がきて、ワーイわたくし秋ってだいすき、と思ってるうちにどんどん寒くなってしまう。この素晴らしい季節のうちに夜に外でお酒を飲んだり公園でぼうっとしたりしたいのに、理由のないまま外にいることをどこかで厭う気持ちがあって落ち着かない。季節を取り逃してしまう。

9月に読んだ本(計4冊)

プリズン・ブック・クラブ-コリンズ・ベイ刑務所読書会の一年/アン・ウォームズリー
百年と一日/柴崎友香
桐島、部活やめるってよ/朝井リョウ
やめる美容/友利新

プリズン〜 7月に読んだ、「パトリックと本を読む」と同じく、「掃除婦のための手引書」から派生して読んだ刑務所の読書会の話。こちらは、同じ刑務所での読書会をその毎回の課題本と絡めて章としている。全員幸せになってほしい… / 百年と一日 吉祥寺出身なので完全にだいすきな古本屋さんのこと思い出しちゃうんだけど、それは置いといて 物語の幹の部分というのか、これに肉付けして細かく描写を加えればそれぞれが物語として独立できてしまうような、そういう骨子の部分だけが淡々と描かれ、そのせいで翻って自分の周りを流れる時間や環境の全てに物語が含まれているという途方もなさに呑まれそうになる。柴崎さんあんまり得意じゃないんだけど、これはとても好きだったな / 桐島〜 マジで今更感ありますが…出た当初はちょっと読めなかったんですが 先日読んだ失踪の社会学に関する鼎談で、桐島〜は “曖昧な喪失に対して、急ごしらえで「曖昧な追悼」をしなきゃいけなくなった混乱を描いた作品” と話されていて、なるほどそうなのか、と思って読んだ なるほど 下にその鼎談のリンク貼ります、目次:失踪の形見で飛ぶと当該箇所に出ます / やめる美容 皮膚科医の先生なんですね、初めて知った。思い込んでる健康法を指摘してみたり、無駄になっている頑張りを指摘したりする美容本 

https://note.com/embed/notes/n25f57e2346e5

9月に読んだ漫画(計11タイトル)

【推しの子】/横槍メンゴ、赤坂アカ
青春シンデレラ/夕のぞむ
ブラッディ・マンディ/恵広史、竜門諒
2.5次元の誘惑/橋本悠
雪女と蟹を食う/Gino0808
カラオケ行こ!/和山やま
ベランダは難攻不落のラ・フランス/衿沢世衣子
うちのクラスの女子がヤバい/衿沢世衣子
制服ぬすまれた/衿沢世衣子
光の箱/衿沢世衣子
性教育120%/田滝ききき、ほとむら

推しの子 奇想天外すぎて大爆笑しちゃった そういう転生モノか〜!!めちゃくちゃ続きが気になっています / 青春〜 なんか最近よく広告出てない?気になって読みました、中身が26?とかのまま高校生をやり直すのでいろいろ当時気づけなかった周囲の機微に気付くという話でもあって面白いんだけど、いますごいネタバレしそうになったのでやめます / ブラッディ〜 なんで読んだのか忘れた 親友がまったく躊躇わずに人に向かって矢を放つのが怖すぎて心のどこかで黒幕を疑い続けましたが、違った / 2.5次元の誘惑 コスプレ系の漫画、読んでて面白いけど、たいがい”ちょっとエッチなハプニング続出だけどコスプレまたはキャラクターへの愛のあまり本人たちはそれに気付いてないぞ!”という空気を感じる… 悪者が出てこないタイプの漫画、好きなものを好きでい続けられる幸福について描かれている / 雪女と蟹を食う 蟹食べたい🦀 / カラオケ行こ! 和山やま先生〜〜〜!(手を合わせる) なんかもうここ数ヶ月毎月和山先生の作品をなにかしら読めていた状態なんですけど、こんな体にされてしまったら…新刊がない月は耐えられないのでは…? / ベランダは〜、うちのクラスの〜、制服〜、光の箱 ベランダは〜を読んだら良すぎて一気に他の作品も読んだ。小粋なんだよな…やさしさと残酷さがシャボンの膜のような薄さに隔てられて隣り合っているということをこんなにおしゃれに描けるのがすごい / 性教育120% 中高生と中高生じゃない人全員読んでくださいという気持ちになった

9月に観た映画(計10タイトル)

マトリックス/リリー・ウォシャウスキー、ラナ・ウォシャウスキー
ミッション:インポッシブル/ブライアン・デ・パルマ
フォーカス/グレン・フィカーラ、ジョン・レクア
search/アニーシュ・チャガンティ
ミス・アメリカーナ/ラナ・ウィルソン
シンプル・フェイバー/ポール・フェイグ
ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー/オリヴィア・ワイルド
TENET/クリストファー・ノーラン
ゲームチェンジャー: スポーツ栄養学の真実/ルイ・シホヨス
Cowspiracy: サステイナビリティ(持続可能性)の秘密/キップ・アンデルセン、キーガン・カーン

マトリックス いまさら観るシリーズと題して観た(シリーズは2つめで終わった)、いまの技術で観たらもどかしいとかそういうの全然とっぱらえちゃう、すげ〜面白いね…あとわりとトラウマになりそうなシーン多くて観たの今でよかったな… / M:I いまさらシリーズ第2段 なんかむかし母親がミッションインポッシブルの顔を剥がすムーブがすごい怖かったって言ってよく真似してた(?)んだけど、そこより怖いとこめちゃくちゃありません??と思ってウケた / フォーカス 友人のポヨポヨした感じの人にめっちゃ癒される / search 全編パソコンの画面で展開されるので、パソコンと共に育ってきた世代は博物館でも来てるような気持ちになりますね 画面中に注意が散るというか、パソコン使ってる間と情報の受け取り方が一緒 という見せ方に引きつけられてるうちに話が進み、アッ違和感!!と思った時にはひっくり返されてる / ミス・アメリカーナ 仕事しながら流した 日本の芸能人もなんか変な距離の取り方せずに政治の話してくれたらいいのにね ファブ5が一瞬出てるの見て喜んでしまった / シンプル・フェイバー 英語の勉強に使えるか?と思ってゴシップガールを何話か見たんだけど(たぶんもう若者言葉としては古いんだろうな)、ブレイク・ライブリーの顔って面白いな…という方に意識が脱線してしまい、Netflixで見られる映画を見た 全員自己中!という映画見てるとすごく…遠心力で遠くに飛ばされる感じする… / ブックスマート たぶん半年ぶりくらいに映画館でみた 最高だった〜〜あまりにキャラクター的な人々、その彼らの人間側の部分がちゃんと描かれていること、むしろそれは主人公の側にあった偏見だと気付くこと、「私のだいすきな人の悪口をそれ以上いうのは許さない」と自虐する友人に言い放つこと、映画のすべてが、平成のおわりに、令和に来てほしいと願った世界だった / TENET 映画館2本目。めっちゃ面白かったこれ〜〜考察でよく息子=ニールって言ってる人いるけど、あんなに主人公が「あなたとその息子は守り抜く」って言ってたのにそんなこと考えるワケ…?と思っちゃった / ゲームチェンジャー〜 肉食の環境負荷について、および菜食と健康の関係 というドキュメンタリーとして見た 菜食は健康上問題ないという主張はまだしも、菜食の方が肉食よりおおいに優る!と主張しているトピックについてはなんともヤバめの表現乱発で…あとそれをデータとして主張しちゃうのは理系初心者のわたしでもさすがにマユツバ〜と思っちゃう実験も多い あと男性機能を「男らしさ」と表現して、菜食でも男らしさは保てる!みたいな切り口があったんですが、データの取り方の雑さと、あとなによりその男らしさみたいなのを大前提とする世界をやめないとなんか根本的にダメなんじゃ…とドキドキした / Cowspiracy〜 一個前のを見てウーンなんかもっと多少冷静なやつ…と思って観た これを観てゆるやかに菜食になっていこう…と思ったのでそれはまた別に書きます スーパーで買える肉や卵や牛乳を前にして、それらの生前居た場所を思い浮かべる時、その想像した環境では、私たちが安く手に入れられるだけの量のものは生産できないのだ ということを改めて見せられて、それがすごく重かった ちゃんと想像してる側だから…ちゃんと感謝して食べてるから…と思ってた節があるなと自覚しました

2020.08

(2020年9月のnoteから転記)

夏の暑いのが本当に耐えられないのでずっと家にいることができてうれしい。洗濯物と植物たちだけが白くて強い日差しの恩恵を受けている。
ラーメン用の鉢とれんげを購入したら汁ものの麺類がとっても食べやすくなったし、龍がかわいいな〜。

8月に読んだ本(計7冊)

エトセトラ VOL.3 私の 私による 私のための身体/エトセトラブックス
小説版 韓国・フェミニズム・日本/河出書房新社
・本の読める場所を求めて/阿久津隆
・VANISH 自己消失 デジタル時代に「完璧な失踪」は可能か(WIRED Single Stories 013)/Evan Ratliff
・屋上で会いましょう/チョン・セラン
・エレベーター/ジェイソン・レナルズ
珈琲の建設/オオヤミノル

エトセトラ 「身体」をテーマに、自分の自分による自分たる身体への眼差しを解体されていく。アンケートが圧巻。 / 小説版 韓国〜 文藝の韓国フェミニズム特集号から小説を取り出して再編したもの。韓国文学のちょっと押したらその辺に急に扉が開いて違う世界に行ってしまいそうな浮遊感が好きなんだよな…フェミニズムとはいえ読んで面白い短編集なのがいいです / 本の読める〜 読書する人のための喫茶店の店長による、本を読める場所について考えた文とそのお店についての文で成り立っている 街場のカフェなどで本読むときのあの気の散り方がそのまま表現されてて、他の人もそうなのかあと思ったな… 一度お店にも行ってみたいね / VANISH〜 「失踪の社会学」を読みたくて、その前段階として読んだ でもこれはわりとゲーム性の高い失踪というか、「失踪の社会学」でいうところの「応答」こそないものの、超音波をあててその距離を測るような…そういう手がかりの散りばめられた失踪であった / 屋上で〜 面白かった〜!さっきも書いたけど浮遊感がいいな…心の機微をどこか少し浮遊したところから眺めるような感じと言えばいいのか / エレベーター これは…前に見た映画を思い出したな 大事な人を殺されて武器を手に取ったとしても、必ずしも正しい敵を討つとは限らず、さらにそれは連鎖を呼ぶ、という切なさが、紙面で踊るように刷られた詩でより切実に読まされる / 珈琲の建設 くだを巻いてるような文体(好き)で珈琲のうまさやうまくなさについて語ってて面白い 料理をするように珈琲を淹れるという感覚はめちゃくちゃわかる

8月に読んだ漫画(計12タイトル)

・天使なんかじゃない/矢沢あい
・MAMA/売野機子
・村井の恋/島順太
・ラーメン大好き小泉さん/鳴見なる
・ラーメン食いてぇ!/林明輝
・イケメン共よ メシを喰え/東田基
・にがくてあまい/小林ユミヲ
・サラウンド/紺津名子
・ご飯は私を裏切らない/heisoku
・キミオアライブ/恵口公生
・チェンソーマン/藤本タツキ
・烏に単は似合わない/松崎夏未、阿部智里

天使なんかじゃない いまさら?と思われそうですが、いまさら読みました これはな〜〜〜〜昔読んでキュンキュンしとけばよかった、みたいな後悔がある、この気持ちわかりますか…。 / MAMA 売野先生は本当に最高 美しい歌声を持つ男の子たちの聖歌隊で、明らかに神に選ばれた声を獲得すると名誉の死がその身に訪れる、という話なのですが、もう出てくる全員が切ない、全員をあいしてしまうよ… / 村井の恋 ずっとLINEコミックのほうで追いかけてたけどまとめて読んだ なんかこの独特のテンションがな、テンション高いなあと思いつつクセになってしまうんだよな… / ラーメン大好き小泉さん 読んだらラーメンが食べたくなりすぎてセブンイレブンへダッシュ、名店コラボのカップ麺と冷凍つけ麺とメンマとチャーシューを買ってきてしまった 好きな時に好きなラーメン屋さんまで安心して出かけられる日が早くきて欲しい / ラーメン食いてぇ! 小泉さん一気読み後にまだまだラーメンの描写を摂取したくなり(実物のラーメンとあまり会えないので)、こちらも。人生がおしまいになりかけている人々がラーメンを命綱として人生へ引き返していく物語なんだけど、無事にラーメンが食べたくなる。 / イケメン共よ メシを喰え ラーメンおかわり(欲望よ)。 / にがくてあまい ラーメンから一転オーガニックかつヴィーガンの漫画へ。相手を相手のまま、自分を自分のままでいられる道を選ぶ話でもあり /  サラウンド えーこれ最高…男子高校生3人組のほのぼのした日常という感じだけどなんだろう、”ほのぼの”だけで表現すると取り落としてしまいそうな細かい機微のようなもの、の描き方がうまくて…好き…。 / ご飯は私を裏切らない ここまで描けるのすごいな… 自己否定感の塊のような主人公が、自分の気持ちを持ち直すために必要な食べ物を把握し、戦略的に自分を働かせ続ける という話 / キミオアライブ YouTuberを目指す男の子の話で、漫画ってほんといろんな題材あるけどスマホとかの描写よりよほど現代だなあ…と思った 年か?? / チェンソーマン エーッ……としきりに言いながら読んだ、週刊で読んでる人達がざわついているので続きが気になって仕方ない めちゃくちゃな速度のところと緩慢なところとあるのが読んでて振り回される、前作も読も / 烏に〜 八咫烏シリーズ読んだことないけど漫画化されてたんだねと思って読んだ ミステリの楽しみを絵で読んでしまった謎の罪悪感がある

8月に見た映画(計1件)

・動いている庭/澤崎賢一

8月に観たドラマなど(計1件)

・梨泰院クラス

梨泰院クラス 簡単に説明すると、「16話かけて土下座する話」です…
スアを推してたので、終盤になるにつれ不穏な気持ちになり、最後にはなんだこの結末は!!!って叫んだ、主人公の感情がいまいち表現されないままなので主人公がいちばんのサイコパスに見えた…頭を触るので自分の気持ちを伝えようとするんじゃないよ……
1回あたり90分くらいあるので、こんなん映画じゃんと思って見る前は怯むんだけど、再生してしまうと話が面白いのと画面が陳腐でなくて見てられるのとで気づくとまとめて見てしまってた 画面が陳腐でないというのは本当に大事

8月に遊んだゲーム(計1タイトル)

マジョのシマ/COCOSOLA Inc.

2020.06-07

(2020年8月のnoteから転記)

ハッと気付いたら8月になっている。6月、7月の振り返りができていなかったので、書きかけのものをがっちゃんこしました。

6月

梅雨入りしてから、どんなに換気しても加速度的に風呂場がかびてゆくので、むしゃくしゃしてカビキラーを大盤振る舞いで撒いたら心がすっきりした。
来月初旬にneriの再開が決まりました。このまま再開できなかったら挫けていただろうな。ありがたいことに今回も満席のご予約をいただいています。本当に光栄だし、がんばる以外にできることがないね。

https://note.com/embed/notes/nf64a1e81364e

料理のことばかり考えているけど、漫画は読みました。本が全然読めなかったな。漫画はあらゆる隙間で読めるけど、本はだめだ。没頭してしまうのが怖くてひらけない。

7月

neriやりました。素晴らしい感想をいただけて嬉しかったな。うつくしいと思う情景を料理で表現して、それがふたたびお客さんの感受性によって情景へ戻っていくのが不思議だった。

https://note.com/embed/notes/n6374cbcc3396

そのあとはずっと雨が続く中だらだらしていたら7月が終わった。何してたんだろうマジで……。

6〜7月に読んだ本(計5冊)

・ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい/大前粟生
・積読こそが完全な読書術である/永田希
・パトリックと本を読む:絶望から立ち上がるための読書会/ミシェル・クオ
・予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」/ダン・アリエリー
・82年生まれ、キム・ジヨン/チョ・ナムジュ

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい ぬいぐるみと喋る人は優しいかもしれないな、どんな話だろうなと思って読んだ。耐えられないことに耐えるために人に打ち明けることすら憚るようなやさしすぎるひとたちの苦しさを苦しいまんまでかいてある。 / 積読こそが〜 amazonや電子書籍の欲しいものリストだって積読であるというのは本当にそうだな。わたしはブックストアの欲しいものリストをみているとハーレムだなあという気持ちになる。本が読みたい。 / パトリックと本を読む〜 以前、掃除婦のための手引書(ルシア・ベルリン著)を読んだなかですごく好きだった短編「さあ土曜日だ」が刑務所の読書サークルの話で、それに紐づけて読んだ。著者の人がすごくて、土地ごと貧困から抜け出せなくなった黒い皮膚の人びとと在米台湾人2世としての自分を、アメリカの中で虐げられるものとしてひっくるめて同情(sympathyのほう)し、周囲を物語に回収してしまいそうになるたび、自分を引っ叩いてちゃんと共感(empathy)に立場を引き戻す。そうして、目の前にいる人間を歴史に対して怒る”黒人”ではなく、貧困から抜け出したいひとりの人として向き合っていくように軌道修正しているところが、読んでいて信頼できるし、自分の認識の偏りにも気づかされる。BLMと叫ぶ時、全ての黒い皮膚の人が怒ることができているわけではないのだ。 / 予想どおりに不合理〜 行動経済学って面白そうだなあと思って読んだ。一つの行動に対していろいろな実験を重ね、読んでいながら「ああっこれはついやってしまう」と思う行動のあれこれの理由が示される。 / 82年生まれ、キム・ジヨン 今まで数ページ読んでは閉じ読んでは閉じしていたのをついに読み終えた。韓国の男尊女卑、家父長制、男からみた女の姿と、女からみた男の姿のゆがみをデータを交えながら、ひとりの”平凡な”女性とその親世代の女性の人生にのせて淡々と語る、韓国フェミニズム入門の書…なのだが、最後の数行が恐ろしい。”わたしたち”に優しい目を向け、理解をしてくれているはずだった語り手もまた、女の人生に手を差し伸べる気はないことが暗に示されて、ぞっとする。これはひとごとではない。

6〜7月に読んだ漫画(計31タイトル)

・ゾン100 ~ゾンビになるまでにしたい100のこと~/高田康太郎、麻生羽呂
・フラジャイル 病理医岸京一郎の所見/恵三朗、草水敏
・コーポ・ア・コーポ/岩浪れんじ
・アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり/荒井ママレ、富野浩充
・ラジエーションハウス/モリタイシ、横幕智裕
・重要参考人探偵/絹田村子
・ちひろ/安田弘之
・ちひろさん/安田弘之
・トレース 科捜研法医研究員の追想/古賀慶
・LIMBO THE KING/田中相
・夏の前日/吉田基已
・アクタージュ act-age/宇佐崎しろ
・のだめカンタービレ/二ノ宮知子
・パレス・メイヂ/久世番子
・金の釦 銀の襟 ―パレス・メイヂ側聞―/久世番子
・にこめっこ/赤堀君
・私の恋で死んでくれ/山川まち、としき
・異世界もう帰りたい/ドリヤス工場
・書店員 波山個間子/黒谷知也
・明日、私は誰かのカノジョ/をのひなお
・テンペスト/庄司陽子、阿仁谷ユイジ
・潜熱/野田彩子
・シャーマンキング/武井宏之
・累/松浦だるま
・Her/ヤマシタトモコ
・オリオリスープ/綿貫芳子
・山と食欲と私/信濃川日出雄
・女の園の星/和山やま
・マキとマミ ~上司が衰退ジャンルのオタ仲間だった話~/町田粥
・新しい上司はど天然/いちかわ暖
・うちの上司は見た目がいい/山崎ハルタ

ゾン100〜 ハイテンション終末世界生き抜き紀行といえばいいのか?ブラック企業でメンタルがおしまいになっていた朝に、世界の方が先にゾンビでおしまいになってしまうという… / フラジャイル これはどうだろうなと思いながら読み始めて、ダークヒーローかと思いきや真っ当なヒーローなのでまんまとハマって最新刊まで読んでしまった。病理医という方々の存在を初めて知った。続き楽しみ。 / コーポ・ア・コーポ これはすごい…西村賢太さんが推薦文書いたとのことだけどわかる、盛夏の蒸し暑さのまとわりつくののどうしようもできないような貧しさとしたたかさの表現、人間、いい漫画を読むと人間が描かれているなあ…というどうしようもない感想を持ってしまうんだけどそれでした / 重要参考人探偵 数学であそぼが面白かったので過去作も読もうと思って。コナンくんと張るレベルでとにかく死体を見つけてしまうモデル(美形)とその友人(美形)が事件を解決したり死体を見つけてしまう因果を探ったりする。この作者さんは話すのが上手いんだなあ / ちひろ、ちひろさん これすごくいいな〜〜〜たまに読み返したい。飄々としているのと、愛情ゆたかに生きるのとは両立する。バジル姐さんが好き。 / LIMBO THE KING りんごの漫画がすごく良かった田中相さんの別の作品。バディものなんだけど、言ってみればりんごの夫婦もバディだったな。バディとして夫婦を描くのってあんまりないけどとってもいい。この漫画もいいです。おしゃれ。 / 夏の前日 大学生の頃に読んでたけど最後まで読まなかったなと思って最初から読み直し。顔描けないっつってたのに別の女の子の顔が描かれた絵を見つけてしまうあたりから涙腺が大爆発した、むり〜〜せつねええ〜〜〜〜 / アクタージュ 天才的な演技力を持つ女子高生を映画監督が発掘して云々という話、主人公もそうだけど周りのキャラクターが魅力的でいいな〜。 / 書店員 波山個間子 とってもいい…こうやって丁寧に本に向き合うことの素晴らしさよ… / 明日、私は誰かのカノジョ レンタル彼女サービスで彼女を務める子、パパ活をしている子、整形がやめられない子が出てきてる 必死に生きていて、そのために必要なものに他人が口を出すいわれはないんだぞと改めて思わされる / 潜熱 早くダブルの続きが読みたい気持ちを過去作読むことで解消しているところある これもいいな…野田彩子の愛まっしぐらなところがほんとうにすき / シャーマンキング 小学生の時なぜか途中の1巻だけもっててずっと気になってたので一気読みした こんな終わり方なんだ……… /  醜く生まれた主人公が、絶世の美女だった母親から譲り受けた口紅で他人の美しさを奪い、女優として上り詰めていく話 と思いきや、自分本来の姿と向き合うパートがすごい良かった そんでだれも幸せにならん / 女の園の星 和山やま先生は最高、もうそれ以外に申し上げることはありません 最初の1話だけでもみんな読んで

漫画の感想、全部は無理だった〜 

2020.05

(2020年6月のnoteから転記)

ぼんやりのんびりしているうちに5月が終わってしまった。家から出ない日々がひたすら続くなかで、ゴールデンウィークや昼間のビールの記憶が少し輝いているね。
始業前に10分程度のヨガをはじめた。むかし伸びていた場所が伸びなくなっているのがわかる。

5月に読んだ本(計10冊)

・都の子/江國香織
・ユービック/フィリップ・K・ディック
・スローターハウス5/カート・ヴォネガット・ジュニア
・スラップスティック―または、もう孤独じゃない!/カート・ヴォネガット
・職業としての小説家/村上春樹
・猫を棄てる 父親について語るとき/村上春樹
・みみずくは黄昏に飛びたつ: 川上未映子 訊く/村上春樹 語る/川上未映子、村上春樹
・流れよわが涙、と警官は言った/フィリップ・K・ディック
・美容は自尊心の筋トレ/長田杏奈
・だから私はメイクする/劇団雌猫

都の子 5月に入って急に初夏という感じになり、それで「カルピスが飲みたいね」という話をしていたら夫が貸してくれた。この本を書いた時の江國香織さんが29なのだそうで、同い年の彼女の少女らしさにめんくらう。 / ユービック バーナード嬢を読んでいたら久々にSFが読みたくてたまらなくなって。超能力者オールスターズ揃ってドンパチ始まるぜ!というところで急に梯子を外されて延々と落下していく、どこに着くかわからないまま落ちるんだけど、目まぐるしくかわる視界の面白さで一気に最後まで読んでしまう。はー。おもしろいなー。 / スローターハウス5 ヴォネガット。戦争を生き延びた男性の一生の話、とも説明できるけど、かれの”痙攣的時間旅行”の体験に引きずられてあちこちの時代を行き来する感覚がすごい。寒くて凍える雪の轍の中でまどろみ、戦後の姿を体験し、戻ってくる時の寒さが読んでいても刺さるようよ。”自分に変えられないものを、受け入れる平静な心をお与えください”。自分の人生が変えられないと受け入れる、って無理では???? / スラップスティック 続けてヴォネガット。なぜかジュニアが取れるんだよな。2人でいると爆発的な天才でいられる、という双子の片割れと若い時に引き離された老人の回顧録(と一旦言うことはできるんだけど)。現在時点では流行り病やら重力変動やらで人の居なくなった終末世界で孫とその恋人と暮らしている。愛していると言われると、愛しているって返さなきゃいけなくなるからいやなのよって双子の片割れが言ってた。 / 職業としての小説家 夫が「これを読むとやる気が出る」と言っていたので借りた。たしかに…。 / 猫を棄てる 村上春樹が父について語る。印象的な猫のエピソードに挟まれて、父とそのルーツ、避けては通れない戦争体験のことが書かれている。父親の戦争体験について、直接の聞き書きではなく、死後から資料をあたったりしているのでややドライな印象があるな。親子の確執があったようだから、それが適切な距離なのかもしれないと思わされる。 / みみずくは黄昏に飛びたつ 職業としての〜を読んで、村上春樹の作品については本人が語ることを参照すべきだなあと思ったので。川上さんの読み込みと、ちゃんと納得できるまで角度を変えて何度も掘り下げていく姿勢がすごい、これは愛のあるインタビューだな。フェミニズム目線の、「女性にセックスの相手や導く役割を負わせすぎなのでは?」というツッコミもちゃんとしている。あと、村上さん自身と作品とのあいだの距離の保ち方が独特。登場人物の名前とか行動とかも忘れてるし…。文章の上達が至上と何度も念押ししていて、ああこれはきっと本当にそうなんだなと思わされる。 / 流れよわが涙 実は読んだことがなかったんだよね〜めっちゃくちゃ面白くて一気に読んだ。フィリップ・K・ディックの、なんかわからん用語がどんどん出てくるがその世界の圧倒的な説得力と速度に飲み込まれてそのわからなさが読み進める上で何の障害にもならない、という体験めっちゃはまる。ハマりませんか?急に自分が存在しない世界にスリップしてしまった男の右往左往。元の世界ではスターであった男が、新しい世界でも自分の魅力を醒めた目線で把握し、それを使って何とかしようとする姿がなかなかどうして優雅。 / 美容は自尊心の筋トレ この自粛期間でやらなくなったこと第一位は化粧だよね〜と言う話を友人としていて、そのあとでこの本のことを知ったので読んでみた。自分の容姿の肯定の仕方、化粧は自由であること、やらないことを選択する自由だってある という話を説いてきてよかった。この人の関わったエトセトラブックスの本も読みたいな。 / だから私はメイクする 美容つながり。いろんな人の化粧する理由が書いてあって、オタク的な愛を化粧を施した自分の顔に注いでいたり、武装だったり、どれも読んでいて気持ちがいい。

5月に読んだ漫画(計19タイトル)

・カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生/渋谷直角
・バーナード嬢曰く。/施川ユウキ
・バクちゃん/増村 十七
・清少納言と申します/PEACH-PIT
・そうしそうあい/りべるむ
・薬屋のひとりごと/ねこクラゲ、日向夏、七緒一綺、しのとうこ
・甘木唯子のツノと愛/久野遥子
・マンガに、編集って必要ですか?/青木U平
・フリンジマン/青木U平
・Papa told me/榛野なな恵
・ボクらは魔法少年/福島鉄平
・さよならもいわずに/上野顕太郎
・DEATH NOTE/大場つぐみ、小畑健
・荒ぶる季節の乙女どもよ。/岡田麿里、絵本奈央
・薔薇だって書けるよ/売野機子
・数字であそぼ。/絹田村子
・少女終末旅行/つくみず
・動物のお医者さん/佐々木倫子
・君は放課後インソムニア/オジロマコト

カフェで〜 ウッ…え…?しんど… / バーナード嬢曰く。 積読本を読む前にこれも〜と思って読んだ。「読んでいない本を読んだことにする」ネタで行くのかと思ったら普通に主人公が読書の楽しみを覚えていくのでにこにこしてしまう。友達が本を勧めてくれるということの特別な嬉しさがつめこまれていて、それで名前は知ってるけど読んだことない本がこれに出てくると読みたくなってしまう。というわけでしばらくSFを読むことに。 / バクちゃん 他の星と地球との行き来が可能になった世界での、東京にきた移民”バクちゃん”の生活。いじわるな人が出てこないからこそ、システムの理不尽さというかひとでなしさというかが浮き彫りになるなあ。がんばれバクちゃん… / そうしそうあい ヤンキー×真面目さんというのは永遠にあるんだろうな…テンションも高すぎず、現実的な影のある恋愛が描かれてる / 薬屋のひとりごと 話題になってるねえと思いながら手をつけておらず、遅まきながら。スクエニ版で読んだ / 甘木唯子のツノと愛 ハアッこの人の漫画好き…もっと描いてほしい…失踪してしまった母親を刺し殺すためにツノをみがく妹とツノのない兄の表題作もいいし、ほかの短編もとてもいい、登場人物に対する「それで、どうしたい?」がすごくていねいな作者さん… / マンガに、編集って必要ですか? 漫画に救われる人間と漫画を描かずにいられない人間があわさって最強コンビ誕生と思いきや不運に見舞われまくる話で、面白いけどつらい 救われてくれ〜 / フリンジマン 左記作品中で漫画家の過去作として本人の漫画が出てきたので続けて読んだ。フリンジ-マンじゃなくて不倫自慢なのか…そして誰もいなくなった… / Papa told me 名作と聞いたので。人生何回目なんだという感じの小学生女子とその父親の父子家庭、それをとりまく優しい人たちが、それぞれ外で傷ついてもその優しさを失わなずにいられる幸運が描かれている。初期の方の服装がとってもおしゃれ。 / ボクらは魔法少年 街の平和を守るヒーローに誘われて快諾して変身したら美少女戦士の格好だった少年の葛藤と戦い、絵にやや抵抗ありつつも読み進めていくと本当にかわいいと思えてくる…。少年だろうが少女だろうが、自分が最高にいけてると思うことが力になるね。 / さよならもいわずに 先月読んだ、シングルファーザー〜の作中で人に勧めた描写があったので。急逝してしまった妻を弔う日々を描いていて、時折挟まれるシュルレアリスムな描写が苦しみをド直球に表現していて、もうずっと泣きながら読んだ 悲しみを整理するのではなく、そのまままるごと悲しみ続けるということ / DEATH NOTE 読んだのが高校生の時だったので、細かいところが思い出せないねと思って読み直し。字多いな〜。 / 荒ぶる季節の乙女どもよ。 文芸部の女子高生たちが、活動で読んだ純文学の文中に性行為の描写が頻出したのをきっかけとして、まわりの男子や教師を巻き込んではちゃめちゃに荒ぶる話。後書きに「処女コメディ」って書いてあっていいな〜と思った。 / 薔薇だって書けるよ 先月ルポルタージュを読んで面白かった話を友人にしたら、同じ作者さんのこれを勧められたので。表題作〜〜〜〜〜!!!! / 数字であそぼ。 京大(とおぼしき大学)に進学した、いままで全てを高すぎる暗記能力で乗り切ってきた主人公が「考える」大学数学につまずいてあがきまくる話。たのし〜。数学やりたい。あと、個人的には大学時代を過ごした京都左京区の描写がめちゃめちゃエモい。一乗寺のラーメン回たまんない… / 少女終末旅行 少女2人が文明と生命の死に絶えた地球を目的地目指して進む。どうして生き残ったのか、どうして地球に週末が訪れたのかがほぼ説明されず、それが静かでとってもいい。たまに出会う人工知能たちの人間味や切実さが、廃墟と雪だらけの背景に映えている。また読みたい。 / 動物のお医者さん 名作と聞くものの未読だったので。あ〜数字であそぼはこれが下敷きになっているのか…。チョビが愛おしすぎるし、ミケが関西弁なのもいいし…。大きな犬を抱きしめたい…。 / 君は放課後インソムニア すごい、こんな宝物みたいな漫画があるのか!!!めっちゃいい…。不眠に悩まされる高校生の男女が出会い、苦しかった夜が楽しみで輝く時間になってゆく話、はあ…。

5月に観た映画、ドラマ、展示(なし)

5月に遊んだゲーム(計1タイトル)

INMOST/Chucklefish

INMOST ホラーゲームに入るのか?3人の登場自分物の物語を行ったり来たりして進む。日本語訳がかなり微妙なので英語でやるべきだったかも。普通に怖くてドキドキする。あと少女パートで心がえぐられる…。しかしこのドット絵と光の表現が組み合わさる感じ、すごく幻想的でいいな…

たくさん本を読みたいな。保育園児の頃から変わってないの、名前とたくさん本を読みたいなという気持ちだけだよ…。

2020.04

(2020年5月のnoteから転記)

今月に入って、公私共にオンラインだけのやりとりがほとんどになった。何度かウェブ飲み会をやったけれど、あまり手触りがないので、言葉の機微をよみとるのに普段より神経を使う。それでもって、「お互いがお互いに集中している」という状態も、実際に会っているときではなかなか起こり得ないことだから、なんとなく緊張する。
それから、リモートワークが始まった最初の月より、集中が途切れてしまうことが増えた。ぼんやり目をやるたび、窓の外はどんどん春になっていく。人と人の間に漂う、新しい年次が始まったとき特有のざわめき、あれを失ったまま迎える春は初めてだ。

4月に読んだ本(計8冊)

・俺の歯の話/バレリア・ルイセリ
・兄の終い/村井理子
・ヤクザときどきピアノ/鈴木智彦
・アノスミア わたしが嗅覚を失ってからとり戻すまでの物語/モリー・バーンバウム
・コロナの時代の僕ら/パオロ・ジョルダーノ
・シングルファーザーの年下彼氏の子ども2人と格闘しまくって考えた「家族とは何なのか問題」のこと/花田菜々子
・人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした/大木亜希子
・出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと/花田菜々子

俺の歯の話 松本健二先生訳だったので手に取った。シュールでめちゃくちゃ骨太なしびれる文章。競売人である主人公の話芸にどんどん引き込まれ、このまま煙に巻かれていくのかと思いきや、主人公ごと別の事件に巻き込まれる。俺の歯がまじで俺の歯なんだよな。 / 兄の終い すごくリズミカルで、ゆっくり進めたら胸の詰まるような題材を、まるで軽快なロードムービーのように読ませてしまう技がすごい。「一刻も早く、兄を持ち運べるサイズにしてしまおう」。 / ヤクザときどきピアノ ピアノでたった一曲好きな曲を弾けるようになれたらという一心でピアノを習いにいく、その記録。「ヤクザの抗争があるとレッスンに行けなくてつらい」。わたしは小学校の音楽教育に自尊心をめちゃめちゃにやられていたタイプの人間なので、音楽ができたらなあというその憧れに頷きながら読んでしまった。 / アノスミア〜 最近の流行り病では嗅覚と味覚が失われる可能性があるらしくて、タイムリーだなあと思って読んだ。読みやすい語り口ながら、がっつりアノスミアの症状や回復、においと人生について書かれていておもしろい。研究室を訪ね、クリニックに通う合間に、パンを焼き、恋人の匂いの不在に心乱される、年近い女性の記録。 / コロナの時代の僕ら 話題の本なので。スピード感がすごいな。数学に長けた著者によって、繰り返し自宅にいることが自分と他者を、ひいては世界を守るための数学的に正しい唯一の術だと説いてくる。この災厄のなかで考えたことを、忘れるべきではないと訴える。 / シングルファーザーの〜 本を勧めた話で有名な著者の第2作。とはいえその本は読んでいないのですが… どうすれば真摯であれるのかを悩み続ける態度なので、信頼できる人だなあと思わされる。最初の本も読んでみようと思う。書店づくりの話などにも言及していておもしろい。 / 人生に詰んだ〜 先日、はらだ有彩さんとの対談を読んだので。対談でも書かれているけど、アイドルを引退した自分というものを成仏させて、そして楽しく暮らすのだ、それの何が悪い、とがんばっている姿がよくて、それはそのまま、わたしがつい自分にかけてしまう呪いを解こうという気持ちにもさせてくれる。ラフだけどちゃんと読みやすい文章なので、友人の話を聞いてるような気持ちで読んだ。 / 出会い系サイトで〜 シングル〜のが良かったので前作も。最後に寄せられている岸政彦先生の文章がおどけていていいな。

4月に読んだ漫画(計16タイトル)

・長閑の庭/アキヤマ香
・宙に参る/肋骨凹介
・月刊少女野崎くん/椿いづみ
・ランド/山下和美
・がっこうぐらし!/千葉サドル
・千年万年りんごの子/田中相
・ゆりあ先生の赤い糸/入江喜和
・彼女は宇宙一/谷口菜津子
・彼女と彼氏の明るい未来/谷口菜津子
・ルポルタージュ/売野機子
・異世界失格/野田宏、若松卓宏
・パリピ孔明/小川亮、四葉夕卜
・初めて恋をした日に読む話/持田あき
・いいね!光源氏くん/えすとえむ
・岡崎に捧ぐ/山本さほ
・可愛そうにね、元気くん/古宮海

宙に参る 宇宙を股にかけた壮大な里帰り漫画とでも言うのか、これはすごいな〜〜楽しい漫画だな〜〜〜早く続きが読みたい。まだ1巻しかでてないのがはがゆい。はやくこの世界にどっぷりいきたい。 / ランド 50歳を迎えると「天命」といって寿がれ、安楽死を迎えるという不思議な村、そこで生まれて引き離された双子の物語。「タタール人の砂漠」読んだ時と同じくらい人間というものの書かれ方に胸がつまる。 / がっこうぐらし! 絵柄が不得意だな〜と思うものも積極的に読むことにしているのですが、これはまさにそれで、とても面白く読んだのでこの方針は間違っていない!と思った。なんかつい「頼む!もうすこし肌を覆った格好をしてくれ!(安全のために!)」とか思ってしまうんだよな。 / 千年万年りんごの子 以前友人宅でさわりだけ読んだのを思い出して。もとからだめだったけど結婚してから夫婦ものでほんと引くほど泣いてしまう / ゆりあ先生の赤い糸 これも夫婦ものか…?話題だったので読んだけどもうゆりあ先生が心配で心配ではらはらする / ルポルタージュ えーこれめっちゃ好き…どの登場人物も愛おしくなるタイプの漫画あるけどそれ… / パリピ孔明 友人の勧めで。諸葛亮が軍師について歌手志望の女の子のサポートをしていく話なんですがめっちゃ面白い、もうぜったいなんとかしてくれるじゃんこんなの…という期待で読んでしまう イップマンと同じ楽しみ方かもしれない… / 初めて恋をした日に読む話 作者さんが中高生の頃読んでた槙ようこ先生の妹さんだと知ってハァー!となった このテンションの少女漫画知ってる!と思ったらそういうことか… 東大受験と絡めた漫画なの知らなかった 塾の廊下側の机で窓越しに飴くれるのめっちゃウケたんですけどウケるとこなのかがわからなかった / いいね!光源氏くん 転生もの(?)こっち側に転生してくる系もあるんだなーと孔明のときも思ったけど光源氏がイケメンなのでもうなんでもいいです。光源氏がイケメンの漫画。 / 岡崎に捧ぐ これはシングルファーザーの本読んだときに言及されてたので読んだ、小学生からの友人との話なんですが、やや世代がかぶっていて懐かしさがすごい わたしはこんなふうに人と向き合うのが本当に苦手だったというか、べったりされると怖くて逃げちゃう人生だったので、丁寧に育まれた友情がほんとうに宝石のほうに見える / 可愛そうにね、元気くん 友人の勧めで。2話目くらいで叫んだ これこのヒリヒリズキズキ感なかなかないなーーーー「この愛を終わらせてくれないか」とか「恋と嘘」とかも痛いけどこれはもう痛い(物理)が含まれてるからな…

4月に観た映画(計6件)

・イップ・マン 序章/ウィルソン・イップ
・イップ・マン 葉問/ウィルソン・イップ
・イップ・マン 継承/ウィルソン・イップ
・アリー スター誕生/ブラッドリー・クーパー
・タグ/ジェフ・トムシック
・ビート -心を解き放て-/クリス・ロビンソン

イップマンシリーズ 友人たちのLINEでお勧めされていたので、仕事しながら流し見した。これは水戸黄門…どんな敵もイップマンが丁寧に確実に倒していく… / アリー〜 調べて初めて知ったのだけど、これはリメイクものなのね。レディーガガの存在の華やかさがすごい。この、いままで隠れていた人が本領を発揮する時のカタルシスみたいなやつ、どんな作品でみてもつい笑顔になってしまう…素直なので… / タグ 幼なじみの友人たちが、小さい頃に始めた鬼ごっこを大人になった今も本気でやる というただそれだけの話なのだけど、一度も捕まったことのない人の役をジェレミー・レナーがやっていて、彼の動きだけがやたらとアクション慣れしている人なのが最高 / ビート 慕っていた姉が自分の目の前で撃たれて死んでしまってから外に出られなくなってしまった少年と、彼の音楽の才能に目をつけた元音楽プロデューサーのバディ映画 あのー三宅唱の映画「THE COCKPIT」でも思ったけど、打ち込みしてるシーン、あれ好きなんだよな〜〜音楽の素養がないので魔法の箱にみえる… 

4月に観たドラマ、展示(なし)

4月に遊んだゲーム(計3タイトル)

The Mosaic/Raw Fury
Where Cards Fall/Snowman
Ministry of Broadcast/PLAYISM

The Mosaic 毎日毎日会社に向かう社会の歯車サラリーマンを操って、日常から逸脱させていく(?)ゲーム ともかくビジュアルがしゃれてる。そして時々操作しているのに主人公を見失う時があるのでゾッとする。主人公=大多数のなかから選ばれたひとり という思い込みを引き剥がされる一瞬がある。 / Where Cards Fall 空間にカードを展開した箱を作って導線を作るパズルゲーム。主人公の過去を辿っていく描写のまなざしが優しい。 / Ministry of Broadcast 夫がプレイしていたので終わった後に借りた。ジョージ・オーウェルの「1984」がモチーフとのことで、全体主義国家が舞台。国営テレビのリアリティショーで勝ち抜けば壁の向こうの国の家族に会える…という目的のもと主人公を動かすんだけど、とにかく人を犠牲にしながらすすむ胸糞激悪ゲームで、「ごめん!ごめん!」と叫びながらプレイした。ゲームオーバーになったときの文言に震える。ディストピアを満喫しました

2020.03

(2020年4月のnoteから転記)

3月、在宅勤務が開始になる。わたしの会社はありがたいことに切り替えが早くて、業務もすべてPCさえあればできたから、会社にはいかずひと月ずっと家で仕事していた。自分のペースで仕事ができるから、空き時間にどんどん漫画を読んだ。
この月、前半はまだ外出先でも手洗いを徹底すれば、ポップアップの準備をしたり友人と食事をしたりできていた。けれど、お皿を見に行った日に都知事の会見があり、それを受けてポップアップの中止を決めた。胸が破けそうな決断だったけれど、後から振り返ればそのタイミングでの中止は正しかった。そしてその日を境に、不要不急の外出を自分に禁じる生活が始まった。

3月に読んだ本(計3冊)

・杳子・妻隠/古井由吉
・ぼくは蒸留家になることにした/江口宏志
・寝ても覚めても夢/ミュリエル・スパーク

3月に読んだ漫画(計20タイトル)

・テセウスの船/東元俊哉
・青野くんに触りたいから死にたい/椎名うみ
・モノノケソウルフード/神崎タタミ
・九龍ジェネリックロマンス/眉月じゅん
・私の少年/高野ひと深
・あーとかうーしか言えない/近藤笑真
・日日べんとう/佐野未央子
・心臓/奥田亜紀子
・A子さんの恋人/近藤聡乃
・ニューヨークで考え中/近藤聡乃
・回游の森/灰原薬
・ダブル/野田彩子
・わたしの宇宙/野田彩子
・ワンコそばにいる/路田行
・わたしは真夜中/糸井のぞ
・真昼のポルボロン/糸井のぞ
・この愛を終わらせてくれないか/筒井いつき
・自転車屋さんの高橋くん/松虫あられ
・平太郎に怖いものはない/スケラッコ
・鬼娘恋愛禁止令/松虫あられ
・いかづち遠く海が鳴る/野田彩子

3月に観た展示、映画、ドラマ(なし)

2020.02

(2020年4月のnoteから転記)

2月は、ポップアップレストランの企画が立ち上がった月だった。しょっちゅう打ち合わせをして、試作をしていた。それから、美術館にいくために名古屋まで遠足もした。友人たちがこんなにも生活に何度も現れている日々だった。彼女たちとは今だって毎日のように連絡を取り合っているけど、早く会いたい。

2月に読んだ本(計7冊)

・サカナ・レッスン 美味しい日本で寿司に死す/キャスリーン・フリン
・集中力はいらない/森博嗣
・たすかる料理/按田優子
・地球にちりばめられて/多和田葉子
・なんで僕に聞くんだろう。/幡野広志
・絶声/下村敦史
・生命式/村田沙耶香

2月に読んだ漫画(計9タイトル)

・子供はわかってあげない/田島列島
・田島列島短編集 ごあいさつ/田島列島
・映像研には手を出すな!/大童澄瞳
・花と頬/イトイ圭
・パンダ探偵社/澤江ポンプ
・月曜日の友達/阿部共実
・水野と茶山/西尾雄太
・スキップとローファー/高松美咲
・ミステリと言う勿れ/田村 由美

2月に観た展示(計1件)

・岡﨑乾二郎 視覚のカイソウ/豊田市美術館

2月に観た映画(なし)

2月に観たドラマなど(計2件)

・ネクスト・イン・ファッション/Netflix
・セックス・エデュケーション(シーズン2)/Netflix

2020.01

(2020年4月のnoteから転記)

4月末現在、1月のことがはるか遠くに感じる。あのときは自由に外に出られて、それで、だから、家にいることを選ぶのもわたしの自由だったのだ。
新年で気持ちがのびのびしていて、本も漫画もたくさん読んだ。新しい気持ちで展示にも出かけたし、レストランにもたくさん行った。
ちなみにトップの画像はcentralのポップアップに行った時のキヌアととうもろこしのすごい皿。

1月に読んだ本(計9冊)

・階段を下りる女/ベルンハルト・シュリンク
・竹取物語/星新一
・約束された移動/小川洋子
・ここから世界が始まる: トルーマン・カポーティ初期短篇集/トルーマン・カポーティ
・medium 霊媒探偵城塚翡翠/相沢沙呼
・ベーシックインカム/井上真偽
・ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー/ブレイディみかこ
・アウシュヴィッツのタトゥー係/ヘザー・モリス
・ミッテランの帽子/アントワーヌ・ローラン

1月に読んだ漫画(計17タイトル)

・三等星のスピカ/イシノアヤ
・マイ・ブロークン・マリコ/平庫ワカ
・あした死ぬには、/雁須磨子
・SPY×FAMILY/遠藤達哉
・さよならミニスカート/牧野あおい
・舞妓さんちのまかないさん/小山愛子
・水は海に向かって流れる/田島列島
・オメガ・メガエラ/丸木戸マキ
・ロボ・サピエンス前史/島田虎之介
・ワンルームエンジェル/はらだ
・ストレンジ/つゆきゆるこ
・僕の心のヤバイやつ/桜井のりお
・あせとせっけん/山田金鉄
・ものするひと/オカヤイヅミ
・有害無罪玩具/詩野うら
・てだれもんら/中野シズカ
・鬼滅の刃/吾峠呼世晴

1月に見た展示(計7件)

・印象派からその先へ―世界に誇る吉野石膏コレクション展/三菱一号館美術館
・アジアのイメージ―日本美術の「東洋憧憬」/東京都庭園美術館
・山沢栄子 私の現代/東京都写真美術館
・坂田一男 捲土重来/東京ステーションギャラリー
・小村希史「ダイヤモンド」/AKIO NAGASAWA GALLERY AOYAMA
・日本・オーストリア友好150周年記念 ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史/国立西洋美術館
・窓展:窓をめぐるアートと建築の旅/東京国立近代美術館

1月に観た映画(計2件)

・パラサイト/ポン・ジュノ
・フォードvsフェラーリ/ジェームズ・マンゴールド