松の内を超え、仕事が始まったことへの諦めもついたころやってくる、そう、チョコレートシーズン!!!!(ヤ〜〜〜!)
毎年、東に酸味のきいたタブレットがあると聞けば人混みをかき分けて買い、西に干し草の香りのトリュフがあると聞けば並んで買い、楽しくこの時期のチョコレート資本主義フェスで踊り続けてはや6年かそこらが経つのですが、さすがにもう今年はどんなに整理券があろうと入場を区切られようと催事場ではチョコレートを買うのが憚られるため、店頭でしか買えないものに関しては、今回は諦めます。健康あってのチョコレートだからね…。
でも絶対に美味しいチョコレートは食べたい!!!!!!
というわけで、オンラインで購入できるチョコレートの中から、今年買いたいものをリストアップすることにしました。
毎年チョコレートを買いに行く伊勢丹と大丸のオンラインショップから選んでいきます。
今回は本丸のサロンデュショコラ編。
ちなみに私は、
・おいしいもの 3割
・味の組み合わせや発想に驚きがあったり、知らない素材であったりと、味に想像がつかないもの 7割
くらいの割合を念頭にチョコレートを選んでいます。
毎年、候補を挙げて、夫の稟議決済がおりたものをだいたい1万ちょっと分くらい購入しています。
それではいってみましょう!(テンションよ!)
- le fleuve(ル フルーヴ、日本)
- AURO CHOCOLATE(オーロチョコレート、フィリピン)
- NOEL VERDE(ノエルヴェルデ、エクアドル)
- THEO&PHILO(テオ&フィロ、フィリピン)
- ERITHAJ(エリタージュ、ベトナム)
- Patisserie JUN UJITA(パティスリー ジュン・ウジタ、日本)
- LENOTRE(ルノートル、フランス)
- Le Bristol Paris(ル ブリストル パリ、フランス)
※伊勢丹のサロンデュショコラ特設ページはこちら。(サロンデュショコラ2021)注文は2/2(火)まで
※公式パンフレットはこちら。(https://my.ebook5.net/isetan/salon_du_chocolat/)
※ブランドや職人さんのプロフィールなど、サイトに記載されていることは必要以上には書かないつもりです。基本的に、過去食べた際の感想や、商品説明から受けた印象などについて記述します。
※直接ブランドのサイトから買える場合にはあわせてご紹介します。
※書いてる間に売り切れてしまったものもあります…。別の購入経路が見つかれば追記します。
1. le fleuve(ル フルーヴ、日本)
パティシエの上垣さんが、修行後に出身地である兵庫に戻り、山奥で営んでいるパティスリー。通年で公式のBASEショップから商品を購入できます。
去年のサロンデュショコラではじめて買って、めちゃくちゃ美味しかったんですよ…なぜ買ったかというと、「干し草」のチョコレートがあると書かれていたからなんですが、これがすばらしくて…でも味にたどり着く前に、まず食感の話をしてもいいでしょうか。チョコレートの、ボンボンというんですかね、内側に味やテクスチャーのあるものをチョコレートでくるんでいる仕立ての四角いもの、上からの写真だとわからないのですが、他ブランドと比べて圧倒的に薄いんですよ。公式サイトのトップ写真見ていただければ伝わるかと思うんですが。
これがね、あ〜〜チョコレートってこの量で食べたかったんだわ私…と思わせる絶妙な薄さなんですね。口の中のチョコレート味の分量がすごくちょうどいい。他の好きなブランドのチョコレートも正直この薄さになってほしいくらいです。加えて、中に包まれているガナッシュとかプラリネも、これがとっても端正な味で、輪郭がはっきりしており、十分によく香るんです。
そこで冒頭の干し草なんですが、すごくて…太陽を浴びて乾いた草のあのふくよか(以外に言い方がわからない)な香りとミルクの香りが、薄いチョコレートを噛み砕く一瞬にサーッ、と吹き抜けて、まーびっくりしました。他にもいろいろな味が入ってたのですが、すみませんこればっかり覚えてて…でもすごく残念なことに、今年はその味が公式にも伊勢丹にも出てないんです。その代わり、伊勢丹限定のプラリネ4種という商品が出ています。わたしはこの上垣さんのことを信じているので、どれだけ信じているかというとこのチョコレートを食べた後に公式サイトからお菓子を追加で買ったくらいなんですが、プラリネも絶対おいしいので、これは確実に買います。
もうひとつは伊予柑のピールのチョコレートです。去年、味覚を信頼している友人がここのブランドの柚子ピールの商品を買っていて、やはり薄さのバランスとピール自体のおいしさに感動したと言っていたので、これも買う予定です。
2. AURO CHOCOLATE(オーロチョコレート、フィリピン)
・タブレット各種/1,296円
これも去年のサロンデュショコラで初めて知りました。試食させてもらって(今は懐かしき試食制度…)、びっくりして即買いました。
タブレットのチョコレート食べて、果実味を感じて驚くことは多々あれど、うわっ瑞々しい!!!って、なったことあります??わたしはなかった!!!どうしたら伝わるかわからないのでめちゃくちゃもどかしいんですが…水を感じるんですよ…食感は普通のタブレットなんですけど、味に潤いがあるんです…もし試された方いらっしゃったらお話ししましょう…。
試食で何種類か食べ比べさせてもらったんですが、たしかカカオ豆の生産地ごとに分かれていて、それが河のどの流域にあるかで味が全く違っているんですよ、そんなんわかるかよって感じなんですけど本当に違くて…その時はもう、「えっ、ワインじゃないですか…」というしょうもないコメントしかできなかった。
3. NOEL VERDE(ノエルヴェルデ、エクアドル)
・カカオパルプピューレ/702円
・サチャ + マッチャ(おくみどり)/1,080円
チョコレートじゃないんです、でも気になってるんですよ。
最近、アマゾンカカオのデザートを出してくれるレストランだったら3軒に1軒はカカオパルプのなんらかも出してくれませんか?ジェラートとか。カカオ豆が種ならカカオパルプはその周りを包んでいる果肉なのですが、とってもフルーティーなんですよね、何て説明すれば…グレープフルーツのゼリーの、ゼリー部分みたいな味とでも言いますか…見た目はそら豆のふわふわみたいな感じなのに、不思議ねえ。
商品一覧見ててこれは…!買お…!ってなりました、料理にも使ってみたいな〜。料理しなくても、フロマージュブラン系ととっても相性がいいと思います。
タブレットは日本人シェフが味の監修をしているらしくて、その中でもエクアドルの華やかさの強いカカオと抹茶の掛け合わせが気になってます。日本で抹茶味のチョコレートを買うととわりとミルク強め&甘め&パウダリーな方面の味ですけど、もしかしてこれは鮮烈な抹茶の表現なのでは?そしたら抹茶チョコレートのいままで見たことない地平なのでは?と思って楽しみにしてます。
4. THEO&PHILO(テオ&フィロ、フィリピン)
・タブレットセット(5枚入り)/4,536円
このブランド、ライスパフとマンゴーとココナッツのチョコボールがあって、それがとっても可愛いので実家用に買おうかなと思ってたんですが、瞬く間に売り切れちゃってました…なんですが、タブレットはまだ残ってる!これもすごく気になってます、ピリナッツ(ナッツ)とピニピグ(もち米の未熟なものらしい)とか、ラブヨ(島とうがらし)とか、カラマンシー(柑橘)とかの、聞き慣れない素材が確実に美味しい仕立てになっているので、プレゼントに良さそうだな。
5. ERITHAJ(エリタージュ、ベトナム)
・カカオ醤(ペーストタイプ)/1,620円
カカオ醤とか絶対美味しいじゃんね。わたし知ってる。前に醤油ベースのモレソース作ったことあるもん。それの洗練されたやつなんでしょう。
これはね〜ぜったいどの肉にも合います。断言する。特に豚や鴨のローストにめちゃくちゃいいでしょうね。ラムもさぞかし。あと、胡麻和えの衣みたいな感じで、香りの強い菜っぱ、たとえば春菊とか、さっと湯がいて和えるのとかも美味しいんじゃないでしょうか。あとはなんだろうな、お餅とか?夢が広がりますね…
6. Patisserie JUN UJITA(パティスリー ジュン・ウジタ、日本)
アアッ伊勢丹オンライン売り切れとる…バナナとキャラメリゼしたブランのタブレットとか、ボンボン詰め合わせとかあったん…です…来年に期待…
7. LENOTRE(ルノートル、フランス)
・プラリネ・ガナッシュアソート 8個入/3,564円
ルノートルの8個入りだけはここ数年毎年欠かさずに買ってます、だっておいしいんだ〜はじめて食べた時おいしさにたまげて「このチョコレートみたいな大人になりたい」と夫と言い合ったくらいにおいしい(わからん)。迫力があるというのか、なんというか、体当たりしても微動だにしなさそうな味で、多分これから先もわたしの中での美味しいチョコレートの基準値となり続ける気がします。こんなにつよい味なんだけど、チョコレートとして口の中でいつまでも残響があるタイプじゃないのがまたセクシーなんだよね…。
おいしいので、絶対に外したくないプレゼント(義実家へのバレンタインとか)の時もこれで押さえに行きます。
以上、伊勢丹オンラインではこんな感じでした。すでに総計1万円超えてるのですが、心を強く持って次にいきましょう。次は大丸編です。→こちら(髙島屋・西武編になりました)
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